さんさ踊りの名前の由来に出てくるもので、演目数が33あるからというのがある。
統一さんさでは現在4演目(統合さんさ、七夕くずし、栄夜差踊り、福呼踊り)で通り太鼓を足しても5演目である。
というか、統一さんさはもちろんさんさ踊りという名前の由来の頃には存在しないものなので、統一さんさの演目数は全然関係ない。
33あると言われているのは元祖と言われる三本柳さんさに伝わる巻物に記載されている(?)踊りの種類である。
内容は、基本7拍子の7演目、田植踊りくずしの2演目、神楽くずしの2演目、獅子踊りくずしの6演目、剣舞くずしの4演目、踊り返しの7演目、甚句踊りくずし、引端、礼踊り、歩み太鼓の礼踊り、歩み太鼓の合計33演目らしい。
これが全ての伝統さんさ団体に伝わっているかというとそうではない。
それぞれの伝統さんさ団体によって演目数も内容も異なる。同じ演目名で似た踊りはあったりするが、完全に同じというのは今のところ個人的には確認できていない。
その辺は、わざと違う踊りを伝承したという説にもなるが、上記に出てこない全く違う踊りも多数存在する。
最近岩手県指定無形民族文化財になった4団体については、演目数がはっきりしてるのでここで記載すると以下のようになっている。
・黒川参差踊連中 21演目
・大宮さんさ踊り保存会 22演目
・山岸さんさ踊り保存会 11演目
・三本柳さんさ踊り保存会 33演目と思ったら、更に誉め口上、囃子舞、折敷舞、甚句踊りなどとなっていて37以上ということらしい(笑)
なんにしても三本柳が多分一番演目数が多いようであるが、他の伝統団体はだいたい10~20演目ぐらいではないかと思われる。
盛岡市内の伝統団体は30ぐらいで、県全体で80ぐらいのさんさ伝統団体があるらしいので、それぞれが最低10演目を持っているとすると800~1000演目ぐらいの数になる。
これを全て観るのはほぼ不可能であろう。
だいたい、普段は絶対やらないものもあったりするので(笑)
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