2011年8月30日火曜日

盛岡さんさ踊りの魅力

盛岡さんさ踊りの魅力とは何であろうか?

ということで、他の踊り、祭りと異なる部分、他に勝る部分を考えていきたい。

1.世界一の和太鼓数
ギネス記録はギネス挑戦イベントのときの記録であるが、実際和太鼓の数は世界一であろう。
お祭りとしてでいえば和太鼓縛りではなく、ドラムも含めての太鼓数でも多分世界一の数の祭り。

2.太鼓を叩きながら踊る
太鼓を使う祭りは数多くあると思うが、太鼓を叩きながら踊るものはそれほど多くない。県内では鹿踊りも太鼓を持って踊るので、あまりめずらしい感覚はなかったのだが、国内で見渡せば他には沖縄のエイサーぐらいしかない。他のは殆ど太鼓を抱えていても叩きながら歩くのみ。

3.伝統が長い
盛岡さんさ踊りとなると他の祭りに比べると歴史が短いのであるが、さんさ踊りそのものは200年~400年の歴史がある。起源が諸説あるので、いつから始まったかがハッキリしてないのだが。
なので、歴史でいっても他の祭りにひけを取るわけではない。

4.踊りの種類が豊富
種類だけでいえばよさこい系等、創作自由な祭りはいくらでも踊りの種類を増やせる。しかし、伝統芸能の踊りでこれだけ種類が多いものはなかなかないのではないか。
統一さんさは4種となってるが、伝統さんさは団体毎に10~30種類ぐらいの踊りがあるので、盛岡さんさ踊りの4日間を全て観ることができれば、200種類ぐらいの踊りを観賞可能である。
創作系以外で、これより多く観賞できるのは北上みちのく芸能祭りぐらいではないかと思われる。

5.リズムが早い&独特
日本一リズムが早い盆踊りと言われているが、盆踊りとして考えると多分そうであろう。実際は団体によって早さも違うのであるが、なんにしても他の盆踊りと比較するとリズムは早い。
それから阿波踊りだと2拍子とか、普通の盆踊りだと4拍子等の拍子があるが、さんさは拍子が一定でないので、単純に何拍子と言えない。しいて言えば2拍子?
演目で3拍子とか4拍子とかあるが、これは演目の名前(順番)であってリズムの拍子ではない。

6.参加に年齢&男女の区別がない
だいたいよさこいとか阿波踊りだと10代、20代が主役で、盆踊りだと中高年が主役って気がするが、さんさの場合、幼稚園児~60代、70代まで踊る人も多い。
また、男踊りとか女踊りとかの区別がないので性別でのしきいもない。
昔であれば伝統団体によっては男のみというものもあったが、今は多分ないと思う。現在はむしろ太鼓も女の方が多いぐらいなので。

7.生演奏である
通常の盆踊りとかよさこい系はただ録音した音楽を大音量で流すだけというのが多いが、さんさは全て生演奏である。太鼓、笛、鉦は基本生音そのもの。笛に関してはステージの場合はマイクを使うが、パレードでは生音である。歌はステージもパレードもマイクを使うが録音の音源は一切使わない。
歌に関しては、似たようでいて伝統さんさの歌は演目によって違ったりする。

8.音量の迫力が多分日本一
三重県桑名市の石取祭が日本一うるさい祭りと言われているが、太鼓の数が圧倒的なので、実際は盛岡さんさの方がうるさい祭りであろうw
太鼓の地響き的な腹に響く音は動画やテレビでは全く再現できないので、現地でないと体感できない。

9.女性の浴衣姿が多い
参加者の数は、阿波踊りに次ぐようなので、当然浴衣の女性の数も阿波踊りの次でしょう。
しかし、阿波踊りの笠は顔が見難いので、顔を見られる点ではさんさの方が上w
さんさの花笠は顔を見易いし、そもそも花笠をつけない人の方が多いので。
浴衣も団体によって着こなし等も多種多様なので、その観点からもさんさの浴衣女性を観る方が楽しいのでは?
花火とかで浴衣姿が多いのであればもっと見られる可能性はあるが、踊り子として観るわけではないし、花火で浴衣を着る人は全体の数%しかいない気がするので。

10.衣装が華やか
普通の盆踊りの衣装と比較して、さんさは腰に五色帯(団体によっては7色)をつけたりするし、太鼓の人はたすきをつけて太鼓の紐もあるので、衣装が華やか。
なので、さんさは単純に歩いているときでも後ろ姿が綺麗。

他にもあるかと思うけれども、上記10コ並べてみました。

盛岡さんさ踊りは祭りとしての知名度、歴史で他の祭りに負けてしまうことが多いのだが、魅力の数では多分他の祭りより多いのでは?

初めて観た人の感想で一番多いのはビックリしたとかスゴイって感想が多いですね。基本的に東北3大とか4大祭りに入ってないので、あまり期待しないで来る人が多いのでw

今年は各団体の派遣も多いし、テレビや新聞等のマスメディアの露出も増えてるが、少人数の派遣ではさんさ踊りがどういうものかは伝えれても盛岡さんさ踊りの迫力はなかなか伝えられないでしょう。

数十人、数百人、更には数千人の太鼓&群舞は他では観られないものなので、観たことがない人をもっと現地に呼ぶことができればと思う。

2011年8月29日月曜日

参加者の多い祭り

これ調べるのは一苦労でしたが、盛岡さんさ踊りの参加人数はかなり多い方と思っていたので、他の祭りの参加人数と比較してみました。

で、他にもあるかもしれませんが、参加人数が1万人を超える祭りは8コみつかりました。
踊り系が参加人数が多いと決めつけてますので、踊り系以外の祭りはあまり調べてません。

それでは、例によって順位発表。
今回は参加人数の少ない方から。

8位 東京高円寺阿波おどり(東京) 150団体 10,000人
7位 山形花笠まつり(山形) 133団体 12,000人
6位 にいがた総おどり(新潟) 220団体 15,000人
5位 高知よさこい祭り(高知) 189団体 18,000人
4位 にっぽんど真ん中祭り(愛知) 220団体 23,000人
3位 YOSAKOIソーラン(北海道) 304団体 33,000人
2位 盛岡さんさ踊り(岩手) 244団体 34,000人
1位 徳島阿波踊り(徳島) 1000団体 100,000人

ということで、盛岡さんさは徳島阿波踊りに次いで参加人数が多い祭りとなりました。

徳島阿波踊りに関しては、実態がよくつかめないようで、だいたいこのぐらいの団体数らしいということ&参加人数は飛び入り参加も含めてるようなので、実際の数字はもっと少ないと思われますが、なんにしても1位であることに変わりはないでしょう。

YOSAKOIソーランは参加人数4万を超えていた時期もあるようですが、最近はこのぐらいに制限してるっぽいです。

全体的によさこい系&阿波踊りがどうしても参加人数が多くなり、殆どがそのふたつ系です。関係ないのはさんさと花笠ぐらい?

とか書いてますが、実態はちょっと違っていて、徳島阿波踊りと盛岡さんさは延べ数です。

徳島阿波踊りの場合有名連は何度も(8回~10回ぐらい?)出演してるので、団体数、参加人数も増えます。

盛岡さんさもミス連及び伝統さんさ団体は複数回出演してるとこが多いので、延べ数ではないよさこい系との比較はちょと卑怯です。

ということで、盛岡さんさ踊りの実参加人数を計算します。

以前複数回出てる団体を1団体とすると150団体ぐらいということを書きました。

これを単純に参加人数の方にも当てはめて計算すると実参加人数は20,000人強という感じでしょうか。

この数字を順位に当てはめると、YOSAKOIソーランとにっぽんど真ん中祭りに順位を抜かれて、4位ということになります。

それでも本場の高知よさこいより多いということですね。

2011年8月26日金曜日

もりおか郷土芸能フェスティバル

8月28日にホットライン肴町第23回もりおか郷土芸能フェスティバルが開催されます。
時間は13時から。

出演団体は以下の団体です。

・大ケ生山伏神楽
・澤目獅子踊り
・梁川高舘剣舞
・永井大念仏剣舞
・盛岡さんさ踊り清流会
・東中野町さんさ踊り
・外山駒踊り
・都南太鼓
・錦町虎舞

最後の錦町虎舞だけは盛岡周辺からの参加ではなく、釜石からの参加で、特別参加となってます。

さんさ以外に神楽、獅子踊り、剣舞、駒踊り、太鼓、虎舞ということで、今年は普段の年よりバリエーションが豊富です。

9月18日にもありますが、こちらは玉山区の姫神ホールで入場料がかかりますので、無料&すぐそばで観られるホットライン肴町はお得です。

しかし、だいたいいつも4団体とか同時にやりますので、全て観るのは結構大変です。的を絞って前後の2団体×2の4団体ぐらいだけ観覧するつもりで行くのがいいでしょう。

2011年8月24日水曜日

さんさ踊り演目数

さんさ踊りの名前の由来に出てくるもので、演目数が33あるからというのがある。

統一さんさでは現在4演目(統合さんさ、七夕くずし、栄夜差踊り、福呼踊り)で通り太鼓を足しても5演目である。

というか、統一さんさはもちろんさんさ踊りという名前の由来の頃には存在しないものなので、統一さんさの演目数は全然関係ない。

33あると言われているのは元祖と言われる三本柳さんさに伝わる巻物に記載されている(?)踊りの種類である。

内容は、基本7拍子の7演目、田植踊りくずしの2演目、神楽くずしの2演目、獅子踊りくずしの6演目、剣舞くずしの4演目、踊り返しの7演目、甚句踊りくずし引端礼踊り歩み太鼓の礼踊り歩み太鼓の合計33演目らしい。

これが全ての伝統さんさ団体に伝わっているかというとそうではない。

それぞれの伝統さんさ団体によって演目数も内容も異なる。同じ演目名で似た踊りはあったりするが、完全に同じというのは今のところ個人的には確認できていない。

その辺は、わざと違う踊りを伝承したという説にもなるが、上記に出てこない全く違う踊りも多数存在する。

最近岩手県指定無形民族文化財になった4団体については、演目数がはっきりしてるのでここで記載すると以下のようになっている。
黒川参差踊連中 21演目
大宮さんさ踊り保存会 22演目
山岸さんさ踊り保存会 11演目
三本柳さんさ踊り保存会 33演目と思ったら、更に誉め口上、囃子舞、折敷舞、甚句踊りなどとなっていて37以上ということらしい(笑)

なんにしても三本柳が多分一番演目数が多いようであるが、他の伝統団体はだいたい10~20演目ぐらいではないかと思われる。

盛岡市内の伝統団体は30ぐらいで、県全体で80ぐらいのさんさ伝統団体があるらしいので、それぞれが最低10演目を持っているとすると800~1000演目ぐらいの数になる。

これを全て観るのはほぼ不可能であろう。

だいたい、普段は絶対やらないものもあったりするので(笑)

2011年8月23日火曜日

行ってみたいお祭りランキング

ちょっと前(2009年)のデータではあるが、goo調べの行ってみたい祭りランキング
(13歳以上の男女1077人のアンケートで一人3コまで選択?)

 1位 さっぽろ雪祭り[北海道] 42%
 2位 青森ねぶた祭り[青森] 28%
 3位 祇園祭り[京都] 25%
 4位 阿波踊り[徳島] 11%
 5位 仙台七夕まつり[宮城] 11%
 6位 博多どんたく[福岡] 11%
 7位 岸和田だんじり祭[大阪] 10%
 8位 沖縄全島エイサーまつり[沖縄] 9%
 9位 五山の送り火[京都] 9%
10位 おわら風の盆[富山] 8%
11位 時代祭[京都] 7%
12位 弘前さくらまつり[青森] 5%
13位 長岡まつり大花火大会[新潟] 5%
14位 精霊流し[長崎] 5%
15位 博多祇園山笠[福岡] 5%
16位 厳島神社の管弦祭[広島] 4%
17位 高山祭[岐阜] 4%
18位 YOSAKOIソーラン祭り[北海道] 4%
19位 秋田竿燈まつり[秋田] 4%
20位 よさこい祭り[高知] 4%
21位 三社祭[東京] 3%
22位 郡上おどり[岐阜] 3%
23位 御柱祭[長野] 3%
24位 東大寺修二会[奈良] 3%
25位 善光寺前立本尊御開帳[長野] 3%
26位 秩父夜祭[埼玉] 2%
27位 長崎くんち[長崎] 2%
28位 ひろしまフラワーフェスティバル[広島] 2%
29位 ひらつか七夕まつり[神奈川] 2%
30位 鶴岡八幡宮流鏑馬神事[神奈川] 1%
31位 唐津くんち[佐賀] 1%
32位 山形花笠まつり[山形] 1%
33位 大阪天満宮天神祭[大阪] 1%
34位 鳥取しゃんしゃん祭り[鳥取] 1%
35位 盛岡さんさ踊り[岩手] 1%

ということで、なんと盛岡さんさ踊りは堂々の最下位(笑)

次に2008年の行ってみたい夏祭りランキング(同じくgoo調べ)

 1位 青森ねぶた祭り[青森] 100%
 2位 祇園祭り[京都] 61.1%
 3位 阿波踊り[徳島] 59.1%
 4位 仙台七夕まつり[宮城] 56.3%
 5位 五山の送り火[京都] 47.6%
 6位 岸和田だんじり祭[大阪] 38.9%
 7位 よさこい祭り[高知] 38%
 8位 山形花笠まつり[山形] 23.9%
 9位 秋田竿燈まつり[秋田] 23.8%
10位 沖縄全島エイサーまつり[沖縄] 20.4%
11位 浅草サンバカーニバル[東京] 18.6%
12位 おわら風の盆[富山] 18.6%
13位 郡上おどり[岐阜] 14.9%
14位 火の国祭り[熊本] 9.5%
15位 大阪3大夏祭り[大阪] 6.7%
16位 盛岡さんさ踊り[岩手] 6.6%
17位 おびひろ平原まつり[北海道] 5.8%
18位 山鹿灯籠祭り[熊本] 5.6%
19位 八戸三社大祭[青森] 5.2%
20位 東京高円寺阿波おどり[東京] 4.9%

こちらでは16位でかろうじて最下位ではないが、前のランキングに無い祭りにも負けてしまうほど低い順位である。

goo調べなので一般的なアンケートより年齢層が偏る(20代、30代が多くて年配層が少ないのではないか)とか、地域が偏る(ネット調べだとどうしても都会人口が実人口より増えるので)ということにもなるのだが、それにしてもどちらも順位低すぎ。

何が敗因かというとやはり知名度の無さと歴史の浅さ。さんさ踊り自体は歴史は古いのだが、お祭りとしては歴史は浅いからねぇ。
ってYOSAKOIソーランとかに比べたらまだ古いのだが(笑)

今年は震災影響で逆にメディア露出が増えてるので、知名度も少し上がったとは思うが、テレビとか動画では太鼓の迫力は全然伝わらないので、やはり見た目に派手な山車とかの祭りに負けてしまう所がある。

地道にミス連や伝統団体の派遣演技を重ねて、実際に見せる機会を増やすしかないのかと思われる。

2011年8月22日月曜日

パレードカー

盛岡さんさ踊りでは昨年からパレードカーが無くなりました。

一昨年までは4トントラックのパレードカーがいくつか出てたんですが。

昨年に警察の事情により、パレードカーが禁止され、手で押して歩くタイプの花車に。

台数もパレードカーに比較すると減ってしまいました。

まあ踊り手と太鼓、笛の人が主で、パレードカーが重要な祭りではないので、さほど問題ではないのですが。

しかし、踊りに見飽きてきたときにパレードカーが出てくると華やかさが増してたのも事実で。

それと最後の輪踊りの中心になるものだったので、台数が少ない=輪踊りの数も減っているのではないかと思います。

代わりに着ぐるみの数は増えてる気がしますが(笑)

他県の祭りではパレードカー禁止は見受けられませんが(ってか車禁止だと祭りの運営厳しくなるものもあるのでは?車にそれぞれのチームの音響積んでるのが当たり前のものとか)、盛岡はなんでダメになったんでしょうね?

こういうとこで地域格差が起きるのはよくないことだと思います。禁止であれば全国的に禁止じゃないと納得できない話です。

2011年8月21日日曜日

祭りの人出の数え方

ニュース等でもよく聞く東北の各祭りの人出ですが、数え方はバラバラらしい。
なので、実際と人出とはだいぶ違う数字ではないかと思われる。

一番正確だと思われるのは仙台七夕まつり
祭り期間は1時間毎の集計人数がちゃんとHPに掲載される。
その数もバイトがカウンターで数えるらしい。
まあ全部の通りを数えてるわけではないようなので、やはり「だいたい」の数字でしかないのだが、他の祭りに比べると実際の数字に近いものではないかと。

秋田竿燈まつりは飽和状態で計算するらしい。会場の約1kmの道路や周辺の通り等に最大11万人入ると推定し、開催期間の19時~21時で人が3回入れ替わると考えて最大33万人とする。
それを例年との比較で目視で加減するらしい。
が、4日間で132万人が飽和状態ということは、それを超えてる年は飽和状態を越えてるってこと?(笑)

青森ねぶた祭はホテルや旅館の利用客、駅や道路や駐車場の利用状況等を足して、当日の会場の混み具合を見て算定するらしい。

山形花笠まつり福島わらじまつりは通りの混み具合の目視で算定。

で、盛岡さんさ踊りはというと、250㎡のサンプルエリアを選んでカウンターで数える。主会場が1万㎡なので40倍。更に18時~21時で人が4回入れ替わったと考えて4倍。隣の通りに4割来たと考えてそれも足すということらしい。

まあ目視よりはだいぶマシな数え方ではあるが、正確かどうかは不明。

でも数え方としては仙台、盛岡、秋田、青森の順に正確に近くて山形と福島が不正確に近い感じ。

一応日本観光協会で出してるガイドラインでは「一定面積の最盛時の利用者×回転数×全体の面積÷一定面積」としているらしいので盛岡が一番近いが、使われてない方が多いのかも。

ということで祭りの人出を比較するのは間違いである気がするが、多分ここでも何度も比較します(笑)

2011年8月20日土曜日

動画Up数

YouTubeで東北の主な夏祭りの動画アップロード数を調査してみたら結構面白い結果に。



調査した祭りは以下のものです。



青森県 青森ねぶた祭,八戸三社大祭,弘前ねぷたまつり,五所川原立佞武多



岩手県 盛岡さんさ踊り,北上みちのく芸能まつり



秋田県 秋田竿燈まつり,西馬音内盆踊り



宮城県 仙台七夕まつり



山形県 山形花笠まつり,新庄まつり



福島県 福島わらじまつり,郡山うねめまつり,相馬野馬追



順位は今月の動画Up数です。



括弧内は全動画数です。



後ろの数字は昨年の人出です。



それでは14位から発表。



14位 郡山うねめまつり 9(19)本 36万人



13位 新庄まつり 12(152)本 46万人



12位 西馬音内盆踊り 21(226)本 12万人



10位 福島わらじまつり 27(67)本 28万人



10位 北上みちのく芸能まつり 27(243)本 34万人



 9位 相馬野馬追 45(262)本 21万人



 8位 五所川原立佞武多 76(358)本 147万人



 7位 山形花笠まつり 93(325)本 100万人



 6位 弘前ねぷたまつり 128(530)本 163万人



 5位 八戸三社大祭 132(387)本 104万人



 4位 秋田竿燈まつり 169(653)本 135万人



 3位 盛岡さんさ踊り 185(658)本 135万人



 2位 仙台七夕まつり 192(622)本 236万人



 1位 青森ねぶた祭 370(1630)本 320万人



本数と人出を比較するとほぼ同数(1万人で1本の動画がUpされている感じ)なのが面白い。



その中でも人出に対して動画数が少ない祭りと逆に多い祭りとあるが。



青森ねぶたは人出もダントツだけど、動画数もダントツ。



全動画数も他の祭りの倍以上です。



それに仙台七夕と秋田竿燈の3大祭りがやはり多いのだけれど、そこに盛岡さんさが割って入ってる感じ。



実は昨日の検索結果だと盛岡さんさが仙台七夕より多かったのだが、今日の検索結果で順位が入れ替わった(笑)



それでも全動画数はねぶたの次に多いです。



相馬野馬追に関しては被災影響が一番大きかった祭りなので、今年は逆に動画Up数が増えたのではないかと思う。



2011年8月18日木曜日

出演団体数

今年の盛岡さんさ踊り出演団体数であるが、244団体となっているが、これは延べ数である。

244団体がそれぞれ別の団体ということではなく、ミスさんさ連昨年度受賞団体伝統さんさ団体等は複数回出演しているため、実際に参加した団体数はこれよりだいぶ少なくなる。

そこで、重複する団体を1団体として実際に出演した団体数を数えるとほぼ150団体となった。

ちなみに、これらの団体が全て中央通りで踊ったかというとそうでもない。

以下の団体はマリオス滝の広場で行われた伝統さんさ踊り競演会のみの出演となっている。

上厨川さんさ同好会
船久保さんさ踊り保存会
黒川参差踊連中
矢巾町南矢幅さんさ踊り保存会
白沢さんさ踊り保存会

それから競演会に今年初参加した清流わらべ連は清流会の団体として数にはい入れていない。

2011年8月17日水曜日

さんさ踊り県外団体について

阿波踊り徳島)、エイサー沖縄)、よさこい高知)等はそれぞれの県外にもかなりの団体がある。

それに比べてさんさ踊りに関しては岩手県外の団体はいったいどれだけあるのであろうか。

認識してないだけかもしれないが、今のところ自分で認識しているのは東京上野うえの夏まつりに出演する数団体と茨城日立さんさぐらいである。
あとは、京都に三本柳さんさを練習してる団体があるぐらい。

山口県周南市にもさんさ踊りが存在するが、これは元々山口にあるもので、岩手のさんさ踊りとは無関係らしい。

ちなみに岩手にも山口さんさ踊りが存在するが(遠野市)、これはもちろん元々岩手のさんさ踊りであり山口県とは関係ない。

県外団体の中で、東京の大江戸さんさはかなり上手く、上野だけでなく盛岡さんさ踊りにも参加するし、東京近辺のイベントでも踊る。

更に統一さんさだけでなく十二拍子もやるとこをみると、元ミス連の人が数名入っているのではないかと思われる。

2011年8月14日日曜日

東北○大祭り

よく言われる東北○大祭りですが、通常以下のようなことになってます。

東北三大祭り
・青森ねぶた祭
・秋田竿燈まつり
・仙台七夕まつり

そして、上記に山形花笠まつりを加えて東北四大祭りと言うことが多い。

で、盛岡さんさ踊りですが、上記に加えての東北五大祭りと言いたいらしい(笑)。

が、盛岡さんさ踊りが始まる前は同じ岩手の北上・みちのく芸能祭り東北六大祭りのひとつと言ってたような気が。。。

ウィキペディアによると東北三大、四大は歴史、県庁所在地、一日あたりの入り込み数という定義になってるが、この「一日あたりの入り込み数」が2008年のというかなりでたらめな定義になってる。

本来もっと昔から三大とか四大と言っていたので、つい最近の人出を出すのはおかしいことで。

現実的に最近の人出で言うとさんさは花笠と竿燈より上になってきてるので。

つまりは「2008年の一日あたりの入り込み数」という後からとってつけた強引な定義で三大、四大を決めているということである。

もっと以前の人出であればさんさは花笠、竿燈より少ないのでもっと以前の定義にしてしまえばいいのだが、もしかしたらもっと前にすると弘前ねぷた五所川原立佞武多に負けてしまってダメなのかもと思ってしまう(笑)

ちなみに福島わらじまつりより郡山うねめまつりの方が人出は多いようなので、県庁所在地縛りを入れることでわらじまつりを六大祭りとするのも無理がある気がする。

東北六魂祭は東北六大祭としなくてよかったと思っている。東北○大祭りと言うと反感を覚える人が多いようなので(笑)

ということで、盛岡さんさ踊りは個人的には東北五大祭りとかに拘らずに、知名度を上げていってほしいものだと思う。

盛岡さんさ踊り人出

盛岡さんさ踊りの人出であるが、今年は136.1万人だったらしい。

過去最高の去年を上回って更に人出を伸ばしたということになる。

ここでここ数年の人出の推移について下記に記載する。

人出の計算方法が正しいとは言い切れないので、実際にこれだけの人が来たかどうかは怪しいところであるが、増減の方向としてはほぼ正しいと思われるので、参考になるであろう。

尚、開催期間は過去には3日間であったが、4日間開催になった2006年からの人出である。

2006年 118.0万人
2007年 128.3万人
2008年 116.1万人
2009年 123.2万人
2010年 135.2万人
2011年 136.1万人

2008年に前年より9.5%人出が減ってるが、このときは6月、7月に地震があったため、東北の各祭りの人出は皆減ってしまったようである。
それ以外はほぼ着実に人出が増えているようである。

2011年8月11日木曜日

さんさまつり??

さんさ踊り」のことを「さんさ祭り」と言う(書く)人が沢山いるのはなぜ?

8月初旬の盛岡のイベントも「盛岡さんさ踊り」だし、他のイベントでも「さんさまつり」とか「さんさ祭り」と言われるイベントは存在しない。

全てのイベントで用いられるの「さんさ踊り」である。

地元以外の人なら間違えるのもわからないでもないが、地元の人でも間違えてる人が多数見受けられる。

阿波踊り」を「阿波まつり」と言ったら変でしょ。

blogやツイッター等で「さんさ祭り」と書いてる人は皆直しましょう。

名称を間違えてる人が多いとさんさ踊りの認知度が低くなる原因にもなるので。

2011年8月10日水曜日

伝統さんさ踊り競演会

盛岡さんさ踊りのときには毎日日中に伝統さんさ踊り競演会を行ってます。

場所は盛岡市民文化ホール(マリオス)盛岡駅前滝の広場です。

マリオスは有料(500円、4日共通券1000円)で滝の広場は無料です。

内容はほぼ同じなので、無料で観覧したい場合は滝の広場がお勧めですが、ゆっくりイスに座って他の人にジャマされずに観覧したい場合はマリオスがお勧めとなります。

ここで出演の団体はほぼ伝統さんさの団体で日替わりとなりますが、ミス集団だけは毎日出演です。

通常途中休憩を挟み、前半4団体、後半4団体で、前半の団体と後半の団体がマリオスと滝の広場で入れ替わる感じで行われます。

出演団体は伝統さんさ、ミス集団以外も出演する場合がありますが、だいたい特別団体(海外から来てる団体等)とか、華の連(元ミスの団体)等の団体となります。

パレードに出演しない団体も出ますし、パレード出演団体でもパレードではできない演目を行うことがありますので、一度は観覧してみることをお勧めします。

2011年8月9日火曜日

さんさ踊り由来

藩政時代から受け継がれてきたさんさ踊りの起源は、三ツ石伝説に由来しています。


その昔、南部盛岡城下に羅刹鬼(らせつき)という鬼が現れ、悪さをしてあばれておりました。困り果てた里人たちは、三ツ石神社に悪鬼の退治を祈願しました。


神様はその願いを聞き入れて悪鬼たちをとらえ、二度と悪さをしないよう誓いの証として境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました(これが岩手の名の由来だと言われています)。


鬼の退散を喜んだ人たちは、三ツ石のまわりをさんささんさと踊り回ったのが「さんさ踊り」の始まり
だと言われています。


上記はさんさ踊り公式HPに記載されている由来である(岩手の地名の由来にもなってる)。

これは三ツ石伝説説となるが、更に以下のこともこの説に付属となる。

さんさ踊りは最初はゆったりとした輪踊りだったものが、文化・文政期南部利敬公の奨励によって踊りが改良され獅子踊り剣舞神楽などの一部が流用され33のくずし踊りを新作し三本柳に巻きものにして伝授した。

これが近郊に広がっていったが、当時は伝統を守り他の地域にそのまま教えなかったため、地域によって違う踊りや太鼓が伝播していった。


黒川の説

平安後期の「前九年の役」にて八幡太郎義家(源義家)安部貞任らを討伐するために黒川集落内に兵を進めたが、阿部氏の守りを崩すのが難しかったため、関東武士が指揮を鼓舞するために夜を徹して踊り明かした。

そのときの踊りがあっぱれだったので戦いの後に集落の住民が五穀豊穣の祈りを込めて踊り継いだという説。

その他にも寺の坊さんたちが「坊主帰り」として踊り歩いたという説、平安時代初期に詠唱念仏が踊る宗教となり、供養のための念仏踊りがさんさ踊りになったという説、念仏踊りや念仏剣舞が風流化、手踊り化したのではないかという説等がある。



簡単に言うと発端は定かではないが、以前からある念仏踊り、剣舞等からさんさ踊りができあがり、をれを南部家時代に今の踊りのようにまとめたものを三本柳が伝授。更に他地域に広げたという感じであろうか。


個人的には三本柳が黒川以外の殆どのさんさ踊りの祖だという説にはちょっと否定的である。
なぜなら、三本柳をはじめとする旧都南村地域及び、矢巾町紫波町の(要するに旧紫波郡)のさんさと盛岡市北部、西部のさんさは別種だと思われるからである。

紫波郡地域のさんさは剣舞の影響が濃く、盛岡北部のさんさは剣舞よりナニャドヤラの影響が濃い気がするのである。

北山だけ浴衣に南部藩の模様を使ってるとか、鉄砲を使用した踊りがあるとか等、一部で北山起源説もあるが、北部、西部の起源は北山という可能性も否定できない。

ちなみに盛岡さんさ踊りの統一さんさは山岸、大宮等の盛岡北部、西部のさんさ団体から作られてういるので、掛け声も「サッコラ チョイワ ヤッセ」となるが、三本柳等は今でも「サッコラ コラサノヤッセ」である。

花笠仙北小鷹以南の花笠とそれより北の花笠が違うというのも面白い。又南地域の踊りは太鼓の踊り手が首を振る動作が多く剣舞的である。


各団体の踊り、衣装、小道具、演目等見比べていくと、どの団体からどの団体に伝播していったかはもっとハッキリするのではないかと思う。

伝統さんさについて

ここのblogでも何度か書いてますが、さんさ踊りには大きく分けて統一さんさ伝統さんさがあります。

伝統さんさの多くは地域毎に存在し、盛岡周辺に多くの団体がありますが、県南、県北、沿岸部それぞれにも伝統さんさの団体が存在します。

盛岡周辺の伝統さんさ団体では以下の団体が盛岡市の無形民俗文化財に指定されています。





  1. 三本柳さんさ踊り保存会



  2. 羽場さんさ踊り保存会



  3. 黒川さんさ踊り保存会



  4. 城内さんさ踊り保存会



  5. 下久根さんさ踊り保存会



  6. 乙部さんさ踊り保存会



  7. 大宮さんさ踊り保存会



  8. 北山芸能保存会



  9. 山岸さんさ踊り保存会



  10. 門さんさ踊り保存会



  11. 庄ケ畑郷土芸能振興会



  12. 盛岡さんさ踊り清流会



  13. 上厨川同好会



  14. 東安庭わかば会



  15. 東中野町さんさ踊り保存会



  16. さんさ伝承会『太田太鼓』



  17. 沢目さんさ踊保存会

この中で三本柳、黒川、大宮、山岸の4団体は最近県の無形民俗文化財にも指定されました。

他団体も同様に県の無形民俗文化財にこれから指定されていく可能性があるようです。

県全体では60以上のさんさ踊りの伝承団体の存在が確認されてるようですが、 各地域の無形民俗文化財に含まれない団体も数えると100以上の団体が存在していると思われます。

上記の中で盛岡さんさ踊りに参加してる団体はそれほど多くありませんが、上記以外の伝統さんさ団体で盛岡さんさ踊りに参加している団体も複数あります。

2011年8月7日日曜日

東北六魂祭について

先月仙台で、東北6県の県庁所在地の祭りを集めたイベント、東北六魂祭がありました。

予想以上の観客数で収集がつかなくなったため1日目のパレードが一部中止になる等かなり混乱があったようですが。

さて、この東北六魂祭に盛岡から派遣されたのがさんさ踊りです。北上から鬼剣舞も行ったようですが。

鹿踊りもあったようですが、これは花巻近辺からではなく沿岸部の団体のようです(三陸町?)。

このときのさんさ踊りの団体はミス(昨年度のミス4人)と伝統さんさの十数団体から選抜の8~90人と聞きました。

見て気がついたと思いますが、各団体から数名ずつですので、浴衣とか衣装が3人ぐらいずつ揃っていますが、全体としてはバラバラ。
しかし、五色帯(七色もあり)や花笠は皆つけてるという感じでした。

YouTubeで動画を見るとパレードは統一さんさですが、ステージではミスがいるときは統一さんさで、ミスがいないときに伝統さんさをやってました。

また、各団体個別での演舞もあったようですので、そこでは皆伝統さんさをやったようです。

これらを全て観れた人はいないと思いますが、全て観れれば、四~五十の演目を一度に観ることができたと思います。

これだけの演目をあの少ない人数でこなすわけですからさすがとしか言いようがありません。


六魂祭でのミスは昨年度のミスさんさのみと書きましたが、この日今年度のミスは何をしていたかというと、仙台ではなく東京に行ってました。

ミス太鼓等のミス連も東京です。

この日は丁度うえの夏まつりと同じ日であったため、今年のミス&ミス連は上野、去年のミス&伝統選抜が仙台となったようです。

東京の上野で開かれるうえの夏まつりはいろんな踊りのパレードがありますが、一番の主役はさんさ踊りなので、ミス連はここのところ毎年このうえの夏まつりに出演してます。

この日、生中継で「音楽の日」という歌番組もあったのですが、そこで東北六魂祭の様子も映されました。さんさ踊りはスタジオで生出演したのですが、これは東京にいた今年のミス&ミス連です。

今年のミスさんさは人前で踊るのがこの日初めてとなったと思いますのでいきなり全国中継の歌番組生出演で緊張したでしょうね(笑)


話は東北六魂祭に戻りますが、ステージ動画を観てて珍しい光景を目にすることができました。

ステージは山岸、と清流の伝統さんさ団体とミスさんさの合同でやってましたが、最初にミス&山岸で統一さんさ。

次にミスが抜けて山岸の伝統さんさ。

次に清流&ミスで統一さんさ。

ミスが抜けて清流の伝統さんさ。

このような流れだったようですが、めずらしいのは清流の伝統さんさで山岸の団体の人が歌を歌っていたこと。

統一さんさを各伝統さんさの団体が合同で演舞するのはよくあることですが、伝統さんさでのコラボはまずありません。

理由は伝統さんさは皆やってる演目が微妙に違うので。

ということで、めずらしい伝統さんさのコラボが東北六魂祭のステージでは繰り広げられたということになります。

ミスさんさ踊り

盛岡さんさ踊りの主役といえばミスさんさ踊りミス太鼓ミス横笛うたっこ娘ミス連です。
通常は「ミスさんさ踊り、ミス太鼓連」と言いますがここでは長いのでミス連と書きます。

だいたいどの地域とか祭りでもミス○○という人がいると思うのですが、だいたい見た目の可愛さ等が審査基準でしょうから、他県へ行くとインタビュー等で地元の観光案内をしてただニコニコしていればすむという場合が多いでしょう。

簡単にいうとおかざり的な存在ではないかと。

しかし、ミスさんさ踊りは違います。審査基準はルックスではありません(ルックスで重要視されてるのは身長だと思われる)。

一番重要なのはやる気です。そして、体力。練習時間を割ける環境等も必要です。

他のミスコンと違ってミスさんさはミスになってからが大変です。6、7月の2ヶ月間の平日は毎日夕方にさんさ踊りの練習をしなくてはなりません。

ミス連が覚えるべき踊りは、2番、3番、4番、更に十二拍子の4演目(1番を練習するかは知りませんが、1番を踊ってるとこを見たことがないので必要なさそうです)。

十二拍子は伝統さんさの団体によってはやってるとこもありますが、基本的に統一さんさの演目には含まれていません。

踊りそのもの以外にもミス連は派遣やステージ演技が多いので、フォーメーション練習があります。ミス太鼓といっしょになっての2列交差3列交差ですね。

そのときの人数、舞台の広さ等によってどういう動きをするかとっさに決めて実演するわけですから、このフォーメンション練習はかなり重要です。

それからミスさんは最近はずーっと5人選出されるわけですが、その5人が揃ってように見せなければなりませんので、単純に踊りで目立つわけにはいきません。

他地域の大きな祭りとなるとやたらと芸能人を呼んで主役にさせようという安易な意図が見える場合がありますが、さんさ踊りは知らない芸能人がきていきなり踊れるほど単純ではないので、安易に芸能人を呼ぶようなことはしません。

ですので、目玉となるのは常にミス連なのです。ミス連は祭り期間の4日間毎日最低2ステージ+パレードをこなしますので体力も重要。

ミスとしての1年間での派遣演技は数十回に及びますので、他のミスコンで選出されたミスを違い忙しさもかなりのものでしょう。

2011年8月6日土曜日

太鼓パレード

盛岡さんさ踊りの4日目には太鼓パレードが行われました。

この太鼓パレード、1万太鼓とうたっているので、1万人が一度にパレードで更新すると勘違いされる方もいるようですが、違います。

1万数千の太鼓とは、4日間での延べ数ですので、一日では平均3千ぐらいの太鼓数となります。

さんさ太鼓のギネス記録は2571個となってますが、これはギネス記録挑戦イベントオーロパーク(盛岡競馬場)で記録した数です。

通常の盛岡さんさ踊りでこの数の太鼓を一斉に叩くことはありません。

太鼓パレードは2番、3番、4番のグループに分かれて、太鼓だけのパレードを行いますが、今年の太鼓パレードの参加人数は3グループ合わせて1100人ちょっとでした。

だいたいひとつのグループ400人程度ということになります。

それでも横を通るとかなりの大音量になりますので、実際に2500人以上で叩いたときがどれだけの迫力だったかは少し想像できるかと思われます。

ちなみにギネス記録は2番を3分間(だったと思う)ずーっと叩き続けての記録で、他の人と揃って叩けない人等は除外されてます(確か参加数の中で30人ぐらい失格になったと思います)。

実際に叩けない人は頭数に入ってませんので、他のごかましがきく記録(他県の某記録は演奏できなくても頭数に入ったそうですが)とは質が違います。

今年の盛岡さんさ踊り終了

昨日で今年の盛岡さんさ踊りは終了しました。

なんとか天候には恵まれて、雨がふりませんでした。

例年ですと1日ぐらいは雨降るんですが(それでも強い雨でなければ決行しますが)。

今年は1~3日まではかなり涼しい気温で踊りやすかったと思いますが、4日目は通常の気温に戻りましたので、4日間で一番暑い状態でした。

2011年8月4日木曜日

4日目

4日目の伝統さんさを行う団体です。

パレード前輪踊り
・乙部さんさ踊り保存会
・大沢さんさ踊り保存会
・盛岡さんさ踊り清流会

パレード
・元村こどもさんさ(22年度受賞団体)
・盛岡さんさ踊り清流会(伝統さんさ集団)
・つなぎ子供さんさの会(伝統さんさ集団)
・三本柳さんさ踊り保存会(伝統さんさ集団)
・庄ヶ畑町内会(伝統さんさ集団)

観覧席前輪踊り
・山岸さんさ踊り保存会
・大沢さんさ踊り保存会
・盛岡さんさ踊り清流会
・さんさ伝承会太田太鼓
・大宮さんさ踊り保存会
・東中野さんさ踊り保存会

最終日は今まで無かった観覧席前輪踊りで各伝統さんさ団体の輪踊りがありますね。

清流会はマリオス、滝の広場も含めて一日5回の最多出場。更にマリオス、滝の広場では清流わらべ連も出ますので、ほんと出ずっぱりです。

2011年8月2日火曜日

3日目

8/3の伝統さんさを行う団体の出演予定です。

パレード前輪踊り
・門さんさ踊り保存会
・日詰かじ町さんさの会
・北山郷土芸能保存会

パレード
・「School Mates」+我武者羅(第1集団)
・加賀野やんさか保存会 かがのほいくえん(第2集団)
・新庄花垣会(第2集団)
・滝沢村さんさ踊り保存会(伝統さんさ集団)
・大宮さんさ踊り保存会(伝統さんさ集団)
・北山郷土芸能保存会(伝統さんさ集団)
・盛岡さんさ踊り清流会(伝統さんさ集団)
・さんさ伝承会もいち(第6集団)

北山郷土芸能保存会はマリオス、滝の広場もこの日なので、一日で4回出演となります。大変そう。

初日写真

ミスさんさ

わんこ兄弟


子供さんさ

花車

明日の予定

盛岡さんさ踊り初日は無事終了しました。

天気も曇り空で雨も降らず、暑すぎもせずで踊る側としては一番踊りやすい天気だったのではないでしょうか?

2日目の伝統さんさを行う団体の予定です。

パレード前輪踊り
・大宮さんさ踊り保存会
・大沢さんさ踊り保存会
・東安庭わかば会

パレード
・湯沢さんさの会(第1集団)
・山岸地区町内会連合会(伝統さんさ集団)
・仙北小鷹さんさ踊り保存会(伝統さんさ集団)
・土淵さんさ(伝統さんさ集団)

2011年8月1日月曜日

本日の伝統さんさ集団

盛岡さんさ踊り初日のパレードでの伝統さんさ集団は以下のものになってます。

パレード前輪踊り
・滝沢村さんさ踊り保存会
・山岸さんさ踊り保存会
・滝ノ下さんさ踊り保存会

パレード
・元村こどもさんさ(第2集団)
・長岡さんさ踊り伝承会(伝統さんさ集団)
・盛岡民謡研究会(伝統さんさ集団)
・三世代上田子どもさんさ(伝統さんさ集団)

尚、パレードとは別に伝統さんさ踊り競演会でも伝統さんさ踊りを鑑賞できます。

伝統さんさ踊り競演会は、13時~16時で盛岡市民文化ホール(マリオス)と盛岡駅前滝の広場でやってますが、マリオスは有料となります。

出演団体はマリオスと滝の広場と同じ団体となりますが日によって違います。
ミスさんさ集団だけは毎日出演となります。

統一さんさと伝統さんさ

さんさ踊りには大きく分けて統一さんさ伝統さんさがあります。

簡単に言うと伝統さんさとは昔から各地域で踊られてきたさんさ踊りで、統一さんさは盛岡さんさ踊りという祭りを開始するにあたって、伝統さんさを参考に作られた踊りです。

統一さんさには現在、1番「統合さんさ踊り」、2番「七夕くずし」、3番「栄夜差踊り」、4番「福呼踊り」の4つがあります。
さらに踊りではありませんが、団体の移動で用いられる「通り太鼓」というものも存在します。

伝統さんさ以外の集団は基本的に上記の踊りのいくつかを覚えてパレードに出場します。現在は1番を踊る団体はめったに見られませんので、2~4番の踊りを見ることが多くなります。

盛岡さんさ踊りには伝統さんさを踊る集団と統一さんさを踊る集団が存在し、学校、企業等の団体はほぼ統一さんさを踊ります。

盛岡さんさ踊りに出演する団体は7~8割が統一さんさを踊ることになります。

伝統さんさを踊る集団は(盛岡さんさ踊りに出場する団体はほぼ)、統一さんさも全て踊れます。

本日から

第34回盛岡さんさ踊りです。

盛岡さんさ踊りは毎年8月1日~4日までの4日間開催になりました。

以前は3日間だったのですが、同時太鼓演奏数のギネス記録を持ってから毎年最終日には太鼓パレードを行うようになったため、4日の日程に変更になってます。

他の東北の祭りもこの時期開催が多いのですが、他の祭りより早めにスタートを切りたいという意味で8月1日からとなってます。

ということで、このblogも8月1日開始となりました~。

知ってる知識をできるだけ詳しく書いていきますが、間違い等あるかもしれませんので、その辺はご了承ください。指摘してもらえれば嬉しいです。