盛岡さんさ踊りの主役といえばミスさんさ踊り&ミス太鼓、ミス横笛、うたっこ娘のミス連です。
通常は「ミスさんさ踊り、ミス太鼓連」と言いますがここでは長いのでミス連と書きます。
だいたいどの地域とか祭りでもミス○○という人がいると思うのですが、だいたい見た目の可愛さ等が審査基準でしょうから、他県へ行くとインタビュー等で地元の観光案内をしてただニコニコしていればすむという場合が多いでしょう。
簡単にいうとおかざり的な存在ではないかと。
しかし、ミスさんさ踊りは違います。審査基準はルックスではありません(ルックスで重要視されてるのは身長だと思われる)。
一番重要なのはやる気です。そして、体力。練習時間を割ける環境等も必要です。
他のミスコンと違ってミスさんさはミスになってからが大変です。6、7月の2ヶ月間の平日は毎日夕方にさんさ踊りの練習をしなくてはなりません。
ミス連が覚えるべき踊りは、2番、3番、4番、更に十二拍子の4演目(1番を練習するかは知りませんが、1番を踊ってるとこを見たことがないので必要なさそうです)。
十二拍子は伝統さんさの団体によってはやってるとこもありますが、基本的に統一さんさの演目には含まれていません。
踊りそのもの以外にもミス連は派遣やステージ演技が多いので、フォーメーション練習があります。ミス太鼓といっしょになっての2列交差や3列交差ですね。
そのときの人数、舞台の広さ等によってどういう動きをするかとっさに決めて実演するわけですから、このフォーメンション練習はかなり重要です。
それからミスさんは最近はずーっと5人選出されるわけですが、その5人が揃ってように見せなければなりませんので、単純に踊りで目立つわけにはいきません。
他地域の大きな祭りとなるとやたらと芸能人を呼んで主役にさせようという安易な意図が見える場合がありますが、さんさ踊りは知らない芸能人がきていきなり踊れるほど単純ではないので、安易に芸能人を呼ぶようなことはしません。
ですので、目玉となるのは常にミス連なのです。ミス連は祭り期間の4日間毎日最低2ステージ+パレードをこなしますので体力も重要。
ミスとしての1年間での派遣演技は数十回に及びますので、他のミスコンで選出されたミスを違い忙しさもかなりのものでしょう。
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