2011年9月26日月曜日

9月後半のさんさ出演イベント

9月後半もいろいろな場所で盛岡さんさ踊りは踊られました。

全部上げてくとキリがないので、ここでは海外派遣の台湾、韓国、それから東京の国立劇場の派遣について取り上げます。

9月16~19日は台湾の台北で「被災から復旧へ・実録写真ポスター展&旅館之嫁の郷岩手は元気です!」 というPR活動があったようです。

その中で9月17日は今年のミス二人+清流会からの4人でさんさ踊りの披露をしてきたようです。

詳しくは公式blogで。


9月23日は東京の国立劇場で「日本の太鼓」というイベントがあり、盛岡さんさ踊りも出演となりました。

このイベントは毎年行われてるようですが、今年は石見神楽「胴の口」、太鼓アンサンブル、ブレンドラムス、そして盛岡さんさ踊りの出演だったようです。

これに行ったのは複数の伝統さんさ団体から30名ほどのようです。


そして、9月25日は韓国のソウルで開かれた「日韓交流おまつり2011 in seoul

こちらは盛岡さんさ踊り以外に、東北から、秋田竿燈、青森ねぶた、仙台すずめ踊り、そしていわきスパリゾートハワイアンズのフラガールが出演したようです。


台湾&韓国に関しては震災時の義援金等の支援に対してのお礼の意味合いがあるようです。

今年はそういった意味でいろいろな場所でさんさ踊りが披露される機会が多くなってますので、派遣で行かれるミス連、各伝統団体等の皆様は忙しくて大変でしょうが頑張ってもらえればと思います。

また同じく9月25日に行われたいしがきミュージックフェスティバルでは盛岡の4大学の学生団体によるさんさ踊りも行われたようで、これもお疲れ様でした。

皆さんの頑張りで今年は盛岡さんさ踊りの知名度をかなりあげることができたのではないかと思います。

2011年9月22日木曜日

三千人太鼓

現在の和太鼓同時演奏記録を持ってる盛岡さんさ踊りですが(といっても以前に書きましたが、盛岡さんさ踊りで達成した記録ではなく、平成19年にオーロパークで行われたギネス挑戦イベントで達成したものです)、この記録を塗り替えようというイベントが近々行われます。

10月9日に熊本城で三千人太鼓に挑戦するらしいです。

さんさ太鼓の記録は2571個。このときの挑戦者数は2596人でした。25人が残念ながらカウントされなかったということですね。

それ以前の記録は台湾での1951個(平成16年)です。

それより以前の記録としては室蘭で1850個の記録(平成10年)があり、このときに同一楽器での記録でアコースティックギターの1322人(カナダ)を超えて和太鼓が世界一となったようです。


三千人太鼓に話は戻りますが、熊本県だけでは数が揃わないようなので、九州一丸となってこのイベントを成功させようと頑張っています。

今のところ人数的には2700人ぐらい集まってるようなので、5分間演奏がちゃんとできればギネス記録更新できるのではないかと思われます。

しかし、全員で同じ曲を演奏しなければならず、普段別々の曲を演奏してるでしょうから、何度もいろんな場所で合同練習をしてるようです。

この点では、さんさは統一さんさの2番(七夕くずし)をやるという一言で済んだので、当日いきなり集まってのその場でちょっと練習&本番での演奏で達成できましたが。

人数が多いと同時演奏を行うのは難しくなりますが、さんさでは音で合わせるのではなく、手の上げ下げを合わせることで演奏を合わせてました。

今回の熊本のイベントでは太鼓の個数の関係で両面打ち(1台の太鼓を二人で両側から叩く)もやりそうですが、そうなると曲を合わせるのは難しくなるでしょうね。


ギネス記録更新されてしまうと、盛岡さんさ踊りがギネス記録を持つまつりでなくなるのでちょっと寂しいとこですが、そのときは近い将来に更に上を目指しましょう。

前回のギネス挑戦イベントのときの目標は本来二つありました。

ひとつは台湾の和太鼓同時演奏記録(1951個)。

もうひとつはインドネシアの洋太鼓(ドラム)同時演奏記録(7951個)。

現在の記録がこの個数かはハッキリしませんが、このときは盛岡地域の太鼓は総数が5000個ぐらいだったので、ドラムの個数を越えるのは無理という感じでした。

しかし、今は更に増えてるでしょうし、岩手県内全域でいけば8000個以上の太鼓を集めるのも可能ではないかと。

さんさ太鼓だけだと多分足りないのでナニャドヤラとか鹿踊り等かついで歩く太鼓の他にも、鬼剣舞他用の置き太鼓等も含めないと厳しいかもしれませんが(笑)

しかし、いつかは越えたい和太鼓縛りじゃない太鼓のギネス記録ですね。

2011年9月19日月曜日

おなごりフェスティバル

東北六魂祭や大船渡の北東北三大まつりは今年だけのまつりであったが、毎年秋田竿燈青森ねぶた盛岡さんさが一度に観られる祭りが存在する。

それは秋田県の能代で毎年9月初旬に開かれているおなごりフェスティバル

このまつりでは、上記3つ以外にも花輪ばやし能代七夕浅草カーニバルが常連で、その年によって他にもいくつかのまつりが集合する。

今年は伊達武将隊仙台すずめ踊りも参加したらしい。

これだけの数のまつりを一度に観覧できるのであるから、知名度も観客数もどんどん伸びていってるようである。

盛岡さんさはミス連+他のさんさ団体が出演しているようであるが、どの団体が出演するかは年によって違うようである。

ここでの一番人気は浅草カーニバルらしい。やはり東北ではなかなか観られないものなので人気があるのであろう。

しかし、当日はどうも雨が降ることが多いらしい(笑)

2011年9月18日日曜日

もりおか郷土芸能フェスティバル2

第23回もりおか郷土芸能フェスティバルが今度は玉山区の姫神ホールで開催されます。
9月18日の10:00からということで、もう今日の午前中なので時間ないですね(汗)

出演団体は以下の団体になってます。

・八ツ口神楽
・見前神楽
・上砂沢鹿踊り
・銭掛剣舞
・大ヶ生高舘剣舞
・黒川田植踊り
・大宮さんさ踊り
・山岸さんさ踊り
・東安庭わかば会
・三本柳さんさ踊り
・釘ノ平念仏剣舞子供組
・清流わらべ連

さんさ団体は、大宮、山岸、東安庭、三本柳、清流(わらべ)の5団体ですね。

特別団体で岩泉高校郷土芸能同好会中野七頭舞もあります。

2011年9月15日木曜日

盛岡秋まつり

盛岡の祭りは盛岡さんさ踊りだけではない。

9月14日~16日まで開催されている盛岡八幡宮例大祭山車行事(通称盛岡秋まつり)は1709年からという話なので、300年以上の歴史を持つ。

県内各地で山車運行のまつりは行われているが、八戸市等青森南部を含めた旧南部藩ではこの盛岡八幡宮祭りから始まったらしい。

山車自体は八戸三社大祭の山車の方が大きいし、動きもあるのであるが、おはやしでは盛岡の方が元気らしい。

県内では、久慈秋まつりが八戸と同じ規模の山車(一時期は八戸から借りていたらしい)で、おはやしも盛岡に近いらしいので、かなり楽しめそうである。この久慈秋まつりが県北地区では一番大きな祭りだということである。

こちらは毎年9月の第三金曜~日曜と曜日で決まってるようなので、明日からのお祭です。


その他の盛岡のまつりとしては、大盛岡御輿祭盛岡船っこ流し盛岡七夕まつりチャグチャグ馬コ等伝統的なものも多い。

更に、最近開催されてる祭(イベント)では、YOSAKOIさんさいわて盛岡映画祭盛岡花火の祭典いしがきミュージックフェスティバル北上川川くだり大会等もあり、夏~秋にかけてはほぼ毎週何かやってるのではないかと思えるほど。

八幡はしご酒祭りとか、それぞれの神社の祭等細かいのを数えるといくらあるのかわからない。

なんにしても毎年開催される祭等の数は盛岡は他の県庁所在地よりかなり多いところだと思われる。

2011年9月9日金曜日

小中学生の参加について

前回、小中学生の参加が無いようなことを書いてましたが、小学校、中学校単位での参加が無いということで、小中学生はいろんな団体で参加してます。

例外として東京の黒門小学校(いつもうえの夏まつりに参加してる)が盛岡さんさ踊りに参加したときがありましたが。
あとは、以前、頑張れ津市田っこという団体があったのですが、これは津市田小学校の団体かなと思いました。

しかし、通常出てる団体で小中学生主体の団体もあります。しかも伝統さんさなので、統一さんさより見ごたえがあります。

以下の団体がそうです。

・元村こどもさんさ
・三世代上田子どもさんさ
・つなぎ子供さんさの会

あとはそれぞれの伝統団体や地域団体でも小中学生は沢山います。

伝統団体所属の小中学生は一般団体の大人より上手い子も多いのでこれからも楽しみな存在です。

2011年9月5日月曜日

参加団体の種類

盛岡さんさ踊りの参加団体について種類別に分けてみたいと思う。

参加団体を大雑把に分けると伝統団体一般団体の2種類である。

伝統団体はほぼ地域毎の伝統さんさを踊る団体で、市内で約30団体、県内全域では約80団体らしい。

この中で盛岡さんさ踊りに参加する団体は市内の20団体弱。市外の5団体弱という感じであろうか。

全体で20団体前後ぐらいである。この中にはパレード参加はせずに、伝統さんさ踊り競演会のみとか、パレード前の輪踊りのみの団体もある。

一般団体を分けるとすると以下の4種類であろうか。

1.学校団体
幼稚園、高校、大学、専門学校等の学校毎の団体である。OBチームも存在する。

2.企業団体
県庁チーム、各銀行チーム、各テレビ局チーム、各病院チーム、自衛隊チーム等企業毎の団体である。
たまに一般参加の人を募集するチームもあるので、どこにも所属していない場合に応募すれば参加できる可能性もある。

3.地域団体
伝統団体ではないが、地域で参加している団体である。主に地元に伝統団体が無い地域が多い。

4.自由参加団体
それぞれさんさ好きの人が集まって作成した団体である。住所とか学校、仕事等の枠にとらわれないので参加募集している団体であれば好きな所に参加できる。
しかし、元々さんさ好きが集まってる団体ばかりなので、結構レベルは高い団体がある。
伝統さんさ、ミス連以外で県内外に派遣をする団体もある。


基本的に盛岡さんさの団体は参加するのにそれほど敷居が高いわけではない。伝統団体であってもそこの地域に住んでいなくても練習参加が可能であれば参加できたりする。
派遣をこなす上手い団体であってもパレード時はそれほど上手く踊れなくても参加は可能である。

この辺は他の踊り団体、踊り連等に比べると自由度があり、いいことだと思う。

やりたいときに参加、忙しいとかイヤになったら抜けるとか不参加とか、個人の都合を優先できるのはさんさ踊り団体の特徴でもある気がする。

さんさ踊りは人数とかフォーメーションに拘らないといけない踊りではないので。

学校団体で気がついたかと思うが、小中学校の参加が実は殆どない。高校で参加してるのは(以前は知らないが)、現在は盛岡農業、盛岡中央、盛岡女子、岩手女子の4校だけである。
幼稚園団体はもっと多いのだが。


小、中学校の参加が無いということは小、中はさんさ踊りをやらないのかというとそうではない。さんさ踊りに限った話ではないが、岩手の場合、元々運動会等で各地域の伝統芸能を踊ることが多い。

盛岡地域では、盛岡さんさ(統一さんさ)は地元伝統芸能が見当たらない学校でもやれるものなので踊る小学校は多数あると思う。

中学になると伝統芸能をやる学校と全然やらない学校の区別がハッキリしてくるが、やる学校はとことんやる感じである。鬼剣舞、鹿踊り、七頭舞、田植え踊り等岩手の子供は何かの伝統芸能をかじるのが一般的であろう。

その中でも特筆すべきは盛岡市立乙部中学校である。
先日の第11回全国中学校総合文化祭のオープニングでも盛岡さんさ、乙部さんさ、城内さんさ、黒川さんさをこなした。

乙部中学校はこの大会のためだけに練習したわけではなく、元々郷土芸能発表会があり、その中で以下の伝統芸能を行っている。

・手代森念仏剣舞
・城内さんさ踊り
・乙部さんさ踊り
・手代森さんさ踊り
・黒川田植え踊り
・黒川さんさ踊り
・沢目獅子踊り
・法領田獅子踊り

これだけの種類の伝統芸能をこなす中学校は多分全国でもここの中学校だけではないかと思う。

又、高校の部類では盛岡さんさ踊りには参加していないが、雫石高校郷土芸能委員会のさんさ踊りはかなり上手く、キレがあり、特筆すべきものである。
こちらも先日の2011北東北インターハイの青森での総合開会式で披露された。海外公演もこなす踊りなので一度は観てみるべきものである。

2011年9月2日金曜日

さんさ踊り派遣について

さんさ踊りは盛岡さんさ踊りだけでなく、毎年県内外、或いは国外にまでさまざまなイベントに出演してます。

伝統団体は地元のお祭り等でもちょくちょく出演機会があります。

それ以外の各イベントの出演団体は伝統団体、ミス連以外にも、一般団体等も派遣をこなしているようです。

伝統団体以外でYouTubeや各blogで見かけるのは以下の団体が多いですね。

・さんさ好み
・加藤家
・イオンチーム(イオン関係のイベントでよく出ます)
・大江戸さんさ(これは東京の団体です)

華の連は盛岡さんさ踊りのときは伝統団体と同列でよく出ますが、元ミスの団体なので派遣では見かけません。

個別の団体以外で、東北六魂祭等とか、結構な人数の派遣の場合は盛岡さんさ踊り振興協議会の派遣となるようです。

明日も大船渡でねぶた竿燈といっしょのイベントがありますが、それも大人数ですので、盛岡さんさ踊り振興協議会からの派遣ということでしょう。

盛岡さんさ踊り振興協議会は盛岡さんさ踊り自体にも深く関わっていますが、現在は盛岡の伝統団体18団体が会員となってます。

大人数の派遣の場合、この伝統団体の中から数名ずつ行くということになります。イベントによって出ない団体もありますが。

以下がその会員の18団体です。
・大宮さんさ踊り保存会
・門さんさ踊り保存会
・上厨川さんさ踊り同好会
・北山芸能保存会
・さんさ伝承会太田太鼓
・下米内町内会
・庄ヶ畑郷土芸能振興会
・仙北小鷹さんさ踊り保存会
・滝沢村さんさ踊り保存会
・滝ノ下さんさ踊り保存会
・土淵地域地区活動推進協議会
・つなぎ温泉さんさの会
・東安庭わかば会
・東中野町さんさ踊り保存会
・盛岡さんさ踊り清流会
・盛岡民謡愛好会
・盛岡民謡研究会
・山岸さんさ踊り保存会

この中で以下の団体は盛岡市無形民俗文化財に指定されてます。
・大宮さんさ踊り保存会
・門さんさ踊り保存会

・上厨川さんさ踊り同好会
・北山芸能保存会
・さんさ伝承会太田太鼓

・庄ヶ畑郷土芸能振興会
・東安庭わかば会
・東中野町さんさ踊り保存会
・盛岡さんさ踊り清流会
・山岸さんさ踊り保存会

さて、ここで気がつくところは盛岡市無形民俗文化財は現在17団体ですので、残りの7団体はこの盛岡さんさ踊り振興協議会に入っていないということになります。

残りの団体はどこかというと、全て旧都南村と旧玉山村の団体です。

盛岡さんさ踊りが始まった頃は盛岡市と両村とは合併してなかったのでこういうことになったのかと思いますが、それでも滝沢村の団体が入っているのは面白いところです。