2011年9月5日月曜日

参加団体の種類

盛岡さんさ踊りの参加団体について種類別に分けてみたいと思う。

参加団体を大雑把に分けると伝統団体一般団体の2種類である。

伝統団体はほぼ地域毎の伝統さんさを踊る団体で、市内で約30団体、県内全域では約80団体らしい。

この中で盛岡さんさ踊りに参加する団体は市内の20団体弱。市外の5団体弱という感じであろうか。

全体で20団体前後ぐらいである。この中にはパレード参加はせずに、伝統さんさ踊り競演会のみとか、パレード前の輪踊りのみの団体もある。

一般団体を分けるとすると以下の4種類であろうか。

1.学校団体
幼稚園、高校、大学、専門学校等の学校毎の団体である。OBチームも存在する。

2.企業団体
県庁チーム、各銀行チーム、各テレビ局チーム、各病院チーム、自衛隊チーム等企業毎の団体である。
たまに一般参加の人を募集するチームもあるので、どこにも所属していない場合に応募すれば参加できる可能性もある。

3.地域団体
伝統団体ではないが、地域で参加している団体である。主に地元に伝統団体が無い地域が多い。

4.自由参加団体
それぞれさんさ好きの人が集まって作成した団体である。住所とか学校、仕事等の枠にとらわれないので参加募集している団体であれば好きな所に参加できる。
しかし、元々さんさ好きが集まってる団体ばかりなので、結構レベルは高い団体がある。
伝統さんさ、ミス連以外で県内外に派遣をする団体もある。


基本的に盛岡さんさの団体は参加するのにそれほど敷居が高いわけではない。伝統団体であってもそこの地域に住んでいなくても練習参加が可能であれば参加できたりする。
派遣をこなす上手い団体であってもパレード時はそれほど上手く踊れなくても参加は可能である。

この辺は他の踊り団体、踊り連等に比べると自由度があり、いいことだと思う。

やりたいときに参加、忙しいとかイヤになったら抜けるとか不参加とか、個人の都合を優先できるのはさんさ踊り団体の特徴でもある気がする。

さんさ踊りは人数とかフォーメーションに拘らないといけない踊りではないので。

学校団体で気がついたかと思うが、小中学校の参加が実は殆どない。高校で参加してるのは(以前は知らないが)、現在は盛岡農業、盛岡中央、盛岡女子、岩手女子の4校だけである。
幼稚園団体はもっと多いのだが。


小、中学校の参加が無いということは小、中はさんさ踊りをやらないのかというとそうではない。さんさ踊りに限った話ではないが、岩手の場合、元々運動会等で各地域の伝統芸能を踊ることが多い。

盛岡地域では、盛岡さんさ(統一さんさ)は地元伝統芸能が見当たらない学校でもやれるものなので踊る小学校は多数あると思う。

中学になると伝統芸能をやる学校と全然やらない学校の区別がハッキリしてくるが、やる学校はとことんやる感じである。鬼剣舞、鹿踊り、七頭舞、田植え踊り等岩手の子供は何かの伝統芸能をかじるのが一般的であろう。

その中でも特筆すべきは盛岡市立乙部中学校である。
先日の第11回全国中学校総合文化祭のオープニングでも盛岡さんさ、乙部さんさ、城内さんさ、黒川さんさをこなした。

乙部中学校はこの大会のためだけに練習したわけではなく、元々郷土芸能発表会があり、その中で以下の伝統芸能を行っている。

・手代森念仏剣舞
・城内さんさ踊り
・乙部さんさ踊り
・手代森さんさ踊り
・黒川田植え踊り
・黒川さんさ踊り
・沢目獅子踊り
・法領田獅子踊り

これだけの種類の伝統芸能をこなす中学校は多分全国でもここの中学校だけではないかと思う。

又、高校の部類では盛岡さんさ踊りには参加していないが、雫石高校郷土芸能委員会のさんさ踊りはかなり上手く、キレがあり、特筆すべきものである。
こちらも先日の2011北東北インターハイの青森での総合開会式で披露された。海外公演もこなす踊りなので一度は観てみるべきものである。

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